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はうじん様
はうじん様は2年程前から家に住みついている。
はうじん様は飯はくわない。
飯は食わないが住んでいるので税金を取られる。
はうじん様は給料をくれる。
そのかわりはうじん様のために働かなくてはいけない。
はうじん様はみえない。
見えないけれど存在している。
日に日に一人歩きし始める。
はうじん様は寿命がない。
寿命はないけどお金が尽きたらおしまいだ。
だいじにだいじに扱わないと。

先日車の中で聞いたラジオで、どこかの微生物を研究している先生が、このようなことを言っていました。
「人間の体には何万種類の微生物が住みついています。」
人間の体をパイプに見立てれば表(表皮)と裏(腸管)の両側に数万種類の微生物が住んでいるというわけです。いわば微生物のジャングル、小宇宙というような感じだろうか。
自分の体に宇宙があると思えば愉快でもある。どんな美人でもミクロ的に見ればきれいな顔にもうじゃうじゃいるんで、もし見えたらどんな感情が起きるであろうか。百年の恋も冷めるかな。
畑のようなもんじゃないか。畑も健康な土壌には良い微生物がはびこる。良い作物ができる。
食べ物だってもちろん生物の残骸だからいろいろいるものを食べているのだろう。
地産地消、身土不二などというのも近くの慣れ親しんだ微生物のほうが遠隔地のものより生まれつき相性がいいから出てくることなのだろうかなあ。
消毒のため手洗いとかいうけど、どれだけ効果があるものだろうか。手だけ消毒しても体中にそれこそうじゃうじゃいるのだから。
きれい好きでは決してないので良い言い訳ができた。