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9月18日 出雲弥生の里博物館において岡山楯築サロンからの特殊器台贈呈式が執り行われた。

西谷の四隅突出墳墓から出た吉備製の大型器台を岡山楯築サロンが5年をかけて復元したものを弥生の里博物館に贈呈するという壮大なイベント。
2世紀ごろまでは吉備国と出雲国は盛んに交流していて、王の葬儀にはこのような大きな器台を持参して参加したのか?今回は自動車によって運ばれたそうだが、当時の運び方には異論もあって、こんなでかくて割れやすいものをはるばる伯耆経由で出雲まで運ぶのは無理がある、職人を送って当地でこねたのでは?という意見も出された。
因みに楯築サロンは倉敷にある楯築墳丘墓から命名された団体のようだ。
卑弥呼の名前が出る前、AD107年に吉備の「水升」という王が後漢に遣使、生口(奴隷)を献上した、その墓と推定されているのが楯築墳丘墓らしい。
製作に当たっては、備前焼の先生が指導にあたられ、土探しから始めたのだとか。
なんでも酒の席で冗談で言ったのが勢いで現実になったらしい。
楯築サロン、読みは「たてつき」だが、まっすぐな熱気がすごいね。敬礼。