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最近3Dプリンタのような加工法をアディティヴ・マニュファクチャリング(AM)という舌を噛みそうな英語で呼ぶようになったらしい。これに対してフライスのような従来型の削り取る加工をサブトラクティヴ・マニュファクチャリング(SM)と呼ぶそうだ。
新しく+思考の加工法が出たので従来型を後付けで-型と命名したというところか。
いかに加工(-)を減らそうかという思考で来たのだが、いかに加工・材料(+)を減らすかという考えになるわけだ。
思えば加工の知識など何もない子供のころは、材料に意志を与えて神様の様にものがちゃっちゃと作れんものかと思ったような記憶があるような、ないような。
先日NHKのニュースを見ていたら5万円ほどの3Dプリンタが出たということで、子供たちがプログラムをいじってフィギュアなるものを作っていた。
加工法の勉強にはなると思うが、粘土で手と五感と頭脳を駆使して作るほうがよほど創造的と思うのだが。
オバマ大統領がアメリカに製造業を呼び戻すと一時えらい勢いであったが、初期の熱は過ぎたようで、心配された-型産業への影響も部分的のようだ。試作には向くが量産には?
3Dプリンタに向いたものはないかと常々考えてはいるのだが、脳が劣化しているのか、-思考に慣れすぎたのかなかなか思いつかない。
空洞構造で、中に流体が流れて、外から加工ができないようなもの・・・