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出雲大社沖に黒船

大社沖の日本海に海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦いずもが来ているというので、さっそく野次馬根性を発揮して見てきた。
出雲大社に遠慮したのか、浅くて近寄れないのかずいぶん沖のほうに停泊していた。まして梅雨時期なので空気が湿っていて、もやがかかっているのでぼんやりと幻の様に海に浮かんでいる。軍用艦のようには見えない。
まずは国譲りのいなさの浜よりみる。ちょうど真後ろから見るようになるらしく、逆三角形の船体が不安定に海に立っているように見える。
次に島根半島のほうに移動して日御碕との中間あたりで駐車して眺めてみる。まるで大きな箱が浮いているようだ。甲板に人らしき影が見える。
基準排水量19,500トン、全長248m、全幅38m、ヘリが最大14機搭載可能で同時に5機発着できるそうな。武器は大したものを積んでいなくて、その代り、病床35、トラック50台が積めるとか。津波のような災害時には救難船として役に立ちそうな仕様ではあるなあ。

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護衛艦いずもを島根半島側よりみる

それにしても平日は静かであろう半島の駐車場が人でいっぱいだ。年配の人が多いように見えるが、中には若い人も見える。福祉施設のマイクロバスまで来ている。やはり黒船だ。出店が出てもいい商売になるかも。

「おおけな船のようだが、遠てなんだかわからんのー」
「釣り船に乗って近寄ってみーとえかもっしえんで」
「しゃんことしたら撃たれーでね」
「まさか北朝鮮じゃあるまいし…」
「せっかくここまで来たけん御崎まで行って焼きイカでも食ってかえーか」

戦争に使う機会がないことをいのります。